著書(単著)

『昇進の研究[改訂版]―キャリア・プラトー現象の観点から』(創成社)

 キャリアの「発達」といわれますが、働く人々のキャリアは本当に「発達」しているのでしょうか?実際は紆余曲折があり、継続的に発達し続けている(例キャリア・アップ)とはいえないのではないでしょうか?停滞し、場合によっては下降することもあるというのが実態ではないでしょうか? 本書では、類書と大きく異なり、キャリアを停滞(ネガティブ)の面からとらえ、キャリア・プラトー(停滞状態)に注目しました。これは、所属組織で将来の昇進の可能性が低下することを示します。キャリア・プラトー状態がどのような組織でどのような人に発生するのか、またそれが働く人にどのような影響を与えるのかを検討しました。さらに、本書は、昇進だけでなく、モチベーション低下にもつながる仕事に新たな挑戦や学ぶべきことが欠けている状態も考えました。若手や中堅社員の方々だけでなく、部下のモチベーション低下に悩む管理職の皆様など、多くの方々に読んでもらいたいと思います。
 初版出版以来望外に多くの読者に恵まれ、短期間で改訂版(第二版)の出版に至りました。また、その間初版により、平成12年度経営科学文献賞および2000年度日本応用心理学会奨励賞受賞の栄を賜りました。今回の改訂では、統計資料や引用文献をできる限り新しいものに差し替え、また用語や表現の手直しを行いました。

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