著書(単著)

『昇進の研究〔三訂版〕―キャリア・プラトー現象の観点から』(創成社)

 キャリアの「発達」といわれますが、働く人々のキャリアは本当に「発達」しているのでしょうか?実際は紆余曲折があり、継続的に発達し続けている(例キャリア・アップ)とはいえないのではないでしょうか?停滞し、場合によっては下降することもあるというのが実態ではないでしょうか? 本書では、類書と大きく異なり、キャリアを停滞(ネガティブ)の面からとらえ、キャリア・プラトー(停滞状態)に注目しました。これは、所属組織で将来の昇進の可能性が低下することを示します。キャリア・プラトー状態がどのような組織でどのような人に発生するのか、またそれが働く人にどのような影響を与えるのかを検討しました。さらに、本書は、昇進だけでなく、モチベーション低下にもつながる仕事に新たな挑戦や学ぶべきことが欠けている状態も考えました。若手や中堅社員の方々だけでなく、部下のモチベーション低下に悩む管理職の皆様など、多くの方々に読んでもらいたいと思います。
 今回は、改訂版に続く第2回目の改訂です(第3版)。改訂版出版以降も多くの方々に読んで頂き、約2年で三訂版を出版する運びとなりました。その間、初版により2002年度第1回日本労務学会賞(学術賞)受賞の栄を賜りました。今回の改訂では、統計資料や引用文献をできる限り新しいものに差し替え、また用語や表現の手直しを行いました。

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