講演

「働き方改革を人材定着に結びつけるには」『常勤役員講座』((一社)全国信用組合中央協会)

IMG-0226 IMG-0223本講演では、全国各地の信用組合の理事以上の経営者の方々に対し、働き方改革と、多くの企業の課題となっている定着(リテンション)、つまり今活躍している社員を辞めさせないということの関係についてお話してきました。働き方改革の目的は労働生産性、つまり働く人一人ひとりの労働の質の向上です。しかし、それだけを追い求めても、量(社員数)が伴わないと、企業の成長、業績向上につながりません。そして、量の確保のためには、①社員の採用と②現在の社員の定着が必要ですが、現代のような、少子高齢化による恒常的な採用難のもとでは、採用した社員に長く勤続して働き続けてもらうというリテンション(定着)が重要となります。すなわち、働き方改革によってもたらされる働きやすさの向上は労働生産性だけでなく、リテンションの向上につながるのです。また、働き方改革とリテンションのための様々な施策は重なることも多く、働き方改革を展開する上で、リテンションのためのマネジメントを参考にし、考慮する必要性は高いのです。このような観点から、わが国企業でのリテンションの現状や、欧米やわが国でそれを促進する要因、リテンションのためのマネジメントとしての具体的な施策についてお話ししてきました。加えて、最近私がインタビューした多様な業種9社の取り組みについて報告しました。その後、関連する企業事例についてビデオを観て頂いた後、ディスカッションを行いました(15:45~17:15:アルカディア市ヶ谷 私学会館6階「阿蘇」)。

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