その他論稿

「今、なぜエンプロイアビリティが重要か 第3回 エンプロイアビリティの種類」『interview maker’s magazine』(日本インタビューリサーチセンター(JIRC))

「今、なぜエンプロイアビリティが重要か」という4回シリーズのテーマで執筆した論稿が掲載されました。第3回では、エンプロイアビリティの2つの代表的な種類から考えます。第1が、外的エンプロイアビリティと内的エンプロイアビリティ、第2が絶対的エンプロイアビリティと相対的エンプロイアビリティです。第1の外的エンプロイアビリティとは、他社に転職できる能力(可能性)で、転職市場で評価の高い、他の企業でも使える能力を意味します。エンプロイアビリティという言葉を聞いたことがある人がまず思い浮かべるイメージでしょう。次に、内的エンプロイアビリティとは現在の組織で評価されて、雇用され続ける能力(可能性)をいいます。いわゆる「日本型エンプロイアビリティ」といわれるもので、欧米ほど転職市場が育っておらず、他社でも使える高い専門的能力を評価され転職する人が多くなかったわが国で注目されてきました。その当時は、終身雇用を支持する人々の比率が高く、リストラされなければ現在の組織で勤め続けたいという人々が多かったからです。欧米で重視されてきた外的エンプロイアビリティだけでなく、内的エンプロイアビリティを重視すべきだとしました。
 絶対的エンプロイアビリティは、比較的安定し、どのような状況でも特定の仕事を獲得するのに(絶対的に)必要とされる能力を示すのに対し、相対的エンプロイアビリティは、労働市場(転職市場)での需要と供給によって変動し、その仕事を求める人々のなかでの能力の相対的な位置(順位)を問題とします。近年では、一部の専門職を除き、相対的エンプロイアビリティの方が重視されています。
こうした状況に関心をお持ちの方は是非、以下をお読みください。
第3回 エンプロイアビリティの種類

 

 

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