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「目指すべき働き方改革の形③企業業績につながる改革とは」日本生命保険(相)『経営情報』2019年3月号,pp.15-16

IMG-0411「目指すべき働き方改革の形」というテーマで執筆した3回シリーズの第3回目が掲載されました。今回は働き方改革と企業業績との関連を検討しました。中小企業の社員を対象にしたワークスモバイルジャパン(2018)の「中小企業の業績別働き方改革意識・実態調査」によると、業績好調企業の方が働き方改革に積極的でした。また、業績好調企業に勤めている社員の方が、働き方改革による業績への好影響を感じていました。さらに、会社の業績別に業績に好影響を与えている取り組みを聞いたところ、業績好調企業の社員ほど「ITツールの導入」を挙げていたのに対し、「時間外労働の上限設定」は、業績好調企業の社員が、不調企業の社員と比較し効果を実感していませんでした。働き方改革として最も実施されているのが、長時間労働の是正です。しかし、長時間労働の上限設定は社員の側からみると、会社の業績に必ずしも結びついていないことがわかったのです。つまり、せっかくコストと時間をかけて実施している施策が業績に寄与していない可能性があります。長時間労働の上限設定は本当に企業業績に連動していないのか明らかにするため、実際の企業業績との関係をより詳細に分析できる調査の実施が望まれます。

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