学術論文

「エンプロイアビリティ教育の可能性」『日本労働研究雑誌』(労働政策研究・研修機構)第742号, pp.81-90

PXL_20220429_083933102 (2) グローバル化やイノベーションの進展、さらには年功処遇や終身雇用慣習の崩壊の中、働く人の多くが求める能力とは何でしょうか。IT技術の理解・実践や外国語の会話能力等の個別の能力と並び、移転可能なスキルすなわち他社でも使えるスキルではないでしょうか。これを、大学などの学生に置き換えると、大企業の安定神話の崩壊など就職環境が大きく様変わりする中、志望度が高い組織への就職可能性すなわち内定をゲットする能力ということになるでしょう。これらのスキルや能力を獲得するということは、自分のエンプロイアビリティ(雇用可能性)の向上を意味します。さらに、自らのエンプロイアビリティの向上を求める人々の増加に対応して、企業や教育機関の側でも従業員や学生のエンプロイアビリティを高める必要性に迫られているのです。
 本論文では、エンプロイアビリティについて、その捉え所のなさ、向上や活用の困難さを含め、まずその内容、背景、要因や影響について述べます。その後、個人の側だけでなく、エンプロイアビリティの育成や向上に関わる組織や教育機関の側に立ってそのための施策や課題について考えていきます。そして、企業組織等での従業員に対する、また教育機関での学生に対する「エンプロイアビリティ教育」の可能性を検討します。組織の人事・採用や大学のキャリア教育に関係する方々、学生の皆さんなど、こうした問題にご興味のある方々は是非以下をお読み下さい。
エンプロイアビリティ教育の可能性

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