学術論文

「組織間キャリア志向と退職金に対する意識」『青山経営論集』第40巻第1号 pp.117-133

 組織従業員の組織間キャリア志向と退職金や退職金制度に対する彼らの意識との関係を検討しました。組織間キャリア志向は一つの組織内での組織内キャリアから複数の組織を渡り歩く組織間キャリアへの移行をどの程度志向しているかを示す主観的概念であり、すべての組織従業員がその高低に関わらずもっていると考えられます。また、転職の増加による雇用の流動化が進展し、組織間キャリア志向が高い人々が増えていることが想定されます。彼らは組織の人的資源管理に対してどのような意識をもっているのでしょうか。本論文では退職に関する管理、とくに退職金や退職金制度に関する制度を取り上げました。なぜなら、転職は所属組織からの退職を必ず伴い、退職の際必ず発生する人的資源管理上の問題は退職金(年金も含む)だからです。
 質問票調査による分析の結果、組織間キャリア志向が高い人々は、報酬の受取において退職金より賃金を重視し、退職金制度としてはその前払いを含む制度を志向し、賃金を自律的に運用することを志向するなど、興味深い結果がみられました。転職者が続出するなかでの人的資源管理に悩んでおられる人事部の方など、この問題にご興味がある方は是非以下をお読み下さい。
 本文へ→組織間キャリア志向と退職金に対する意識.pdf 
                      

PAGE TOP

Copyright© 2018 Hiroshi Yamamoto All Rights Reserved.