学会発表

「『いのちの電話』に関する研究(その1)-主訴の男女差・年代差を廻って-」日本応用心理学会第54回大会(共同発表:新潟大学)

 自殺予防カウンセリングにおいて「いのちの電話」は長年重要な役割を果たしてきているといえます。本発表では、コーラーの相談内容を検討することによって、現代の世相特にコーラーの大半を占める若年層の価値観やライフスタイルの裏側を、社会心理学的に分析しました。その結果、関西圏は男性が多く、関東圏は女性が多い傾向がみられました。また、関東圏では性についての相談の比率が低く、人生についての相談の比率が高いのに対し、関西圏では逆に、性についての相談の比率が高く、人生についての相談の比率が低い傾向などがみられました(小山一郎・片野卓・矢ヶ崎誠治各氏との共同発表)。
 

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