昨年から、学会機関誌『日本労務学会誌』の編集委員長を拝命している関係で、リサーチセッション「労務研究で論文を書く」において、『日本労務学会誌』へ投稿するにあたって注意すべき点についてお話してきました。近年の掲載論文の傾向について触れた後、筆者の最終到達点ともいえる掲載論文に対する査読者の温かいコメントと中間点9合目でのコメントを皮切りに報告しました。その後、主に実証論文を念頭に、論文の構成、レビュー、フレームワーク、概念の定義、方法(調査対象、その他)、結果:統計分析、考察等々、論文の書き始めから書き終わりを意識して、査読者の先生方のコメントをもとに注意点をお話しました。専門家同士の、時として「火花を散らすような」質の高いコミュニケーションを通した研究の発展の場としての学会誌の編集に携わる者として貴重な発表の機会をいただいたと思っています(12:45~13:15 於 1号館4階S403教室)。
学会発表