タイ王国の国立大学であるコンケン大学(Khon Kaen University)ビジネススクールの先生方との合同会議に登壇してきました。テーマは、邦題「リテンション・マネジメント(人材定着のためのマネジメント)」です。コロナ禍が収束し、多くの国々で雇用情勢はコロナ禍前を上回る状況にあります。同時に、転職増加や、高業績人材・若手人材獲得競争が激化しています。そのため、在籍している社員に長く働き続けてもらうというリテンションが多くの国々で重要となります。まずは、構造的な少子高齢化が進行しているわが国の状況をお話し、その後、リテンションの対象や測定方法、リテンションのためのさまざまな人的資源管理施策の事例に基づきお話ししました。終了後も、多くの聴講者の方々からコメント・質問をいただき、わが国とタイ王国とのリテンションを巡る状況の共通点や相違点等、グローバルな経営課題としてのリテンションについての多くの議論が交わされました(11:50~12:30)。