(一財)海外産業人材育成協会主催による、邦題「リテンションマネジメント(人材定着のためのマネジメント)」というタイトルの研修プログラムに登壇してきました。昨年から数えて7回目ですが、コロナ禍のため3度目のオンライン開催です。多くの国々の使用者団体職員及びその会員企業管理職の方々に聴いて頂きました。現在は、コロナ禍の元、多くの国々で雇用情勢は悪化し求人倍率は低下していますが、転職希望者が増えているという国のデータもみられます。しかし、コロナ禍収束後は、転職が増加し、高業績人材や若手人材の獲得競争が再燃すると考えられます。そのため、在籍している社員に長く働き続けてもらうというリテンション(定着)が多くの国々で重要となります。まずは、構造的な少子高齢化が進行しているわが国の状況をお話し、その後、リテンションの対象や測定方法、リテンションのためのさまざまな人的資源管理施策事例に基づきお話ししました。今回、オンライン開催ではありますが、Q&A方式で1社のケースを考えてもらいました。終了後もリテンションマネジメントの文化による違い等について、何人かの受講生の方々から質問やコメントをいただき、グローバルな経営課題としてのリテンションの重要性を改めて認識できました(15:00~17:00 於 青山学院大学研究室)。
講演