｢働く人の専門性と専門性意識〜組織の専門性マネジメントの観点から｣『青学社労士会研修会』

今年3月に刊行した単著の内容を元に、働く人の専門性、専門性に対する意識と組織による社員の専門性向上のためのマネジメントについて、青山学院大学ご出身の社会保険労務士の方々の対面とオンラインの併用の研修会に登壇してきました。今回で6回目になります。企業間競争が激化している現代、多くの企業は、社員の知識や専門性を重視する方向に転換しつつあります。そうした変化により、様々な業種、職種や部署で専門性が求められる仕事が増えています。また多くの調査から、働く人が、専門性向上を志向するようになってきました。本研修では、分野や職業･職種ごとの専門性を考えるだけでなく、働く人の専門性に対する意識の分析を通し、多様な分野における専門性の共通部分の明確化と橋渡しを志向しました。後半部分では、一般企業の(非専門職中心の)社員の方々を対象にした、専門性意識の要因や影響、社員の専門性向上のための組織の人的資源管理についてのアンケート調査と聞き取り調査の結果もお話しました。社会保険労務士という人的資源管理と密接に関連した専門職の方々にお話しでき、またその後の懇親会も含め、多くの方々からコメントやご質問をいただき、大変勉強になりました(14:30~16:30 於 青山学院女子短期大学 短大L校舎研究棟 205)。
→研修会のご案内