「第4章第3項 昇進昇格」(pp.175-186)を執筆しました(人事マネジメントハンドブック制作委員会編)。
従業員のキャリア発達に密接に関係する昇進・昇格について論じました。まず、昇進と、職務遂行能力を基準とした組織内の秩序づけを行い、賃金その他人的資源管理全体の処置を決定する職能資格制度における昇格との違いにふれました。そして、昇進と昇格との対応関係(昇格者が昇進するかどうかという関係)や資格の呼称をどのようにするかについて述べました。さらに、昇格管理、昇進管理を、年齢、人事考課、試験などどのような基準で行うかについて論じた後、下の年次の者を意識的に上の年次の者より先に管理職に登用する抜擢人事をどのように運用するかについて議論を展開しました。
自身のキャリア発達に関心のあるビジネス・パーソンの方々、組織での昇進・昇格システムの課題に取り組んでおられる人事の方々など、幅広い方々にお読みいただきたいと思っています。
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