3年ぶりに日本キャリア開発協会東海地区会の講演に登壇してきました。前回は、台風11号の影響で、三重県からご参加予定の多くの方々の参加がかないませんでしたが、今回は東京よりずっと暖かい気温の中、70数名のキャリアコンサルタントの方々の前でお話してきました。65歳までの雇用が企業に義務付けられるようになり、多くの人にとって働く期間が延びてきました。その結果、これまで以上に長期化する自分のキャリアのことを考える必要が高くなってきたといえます。他方、多くのミドル・シニア人材の方々のキャリアの特徴は、これまで得てきた地位をできるだけ維持しようとする安定、維持、守りがキーワードになっています。そこで、ミドル・シニア人材の方々ができるだけ長く働いていくためにはキャリアの停滞という問題と向き合わなければなりません。そして、役職定年制や年下上司・年上部下という状況の広がりのもと、昇進や仕事上での停滞が他の世代よりみられやすいミドル・シニア人材の方々が、やる気を維持し、仕事を続けていくための本人の戦略や上司や組織の取組について論じました。講演にお呼び下さり、貴重な経験をさせて頂いたJCDA東海地区会の関係者の方々に改めて御礼申し上げます(14:00~15:30 於 名古屋ミッドランドホール)。
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