全国的な企業研修団体の定時総会の講演に登壇してきました。テーマは社員のリテンション(定着)のために、人事・研修部門は何をすべきかについてです。構造的な人手不足が深刻になりつつあるなか、他方、転職者数も右肩上がりで増加し、わが国は本格的な転職社会に突入してきました。このように、採用が困難で、転職が一般的になってきた状況下では、採用した社員に長く勤続して働き続けてもらうという定着(リテンション)が重要になってきました。現在、多くの組織で行われている働き方改革でも、働きやすさの向上によって社員にできるだけ長く勤めてもらうことが求められています。本講演では、リテンションのための組織のマネジメントを意味するリテンションマネジメントについて、その特徴、対象、人事課題としての位置づけについてお話した後、特に研修部門等で必要とされる点を業界横断的な事例に基づいてお話しました。講演後の懇親会では多くの企業の研修担当の方々や協会の研修講師の方々と交流し、様々な組織現場の知見を聴くことができました(15:00~16:00 於 青学会館)。
講演内容の詳細をお知りになりたい方は以下の講演録をお読み下さい。
→『産業訓練』2019年9月号(第65巻第729号)pp.30-36.
講演