生産性向上を目的とする業種横断型の労働組合組織の定例総会の記念講演に登壇してきました。深刻な人手不足状況にある現代、社員の定着(リテンション)という問題は、労使の共通課題といえます。労働組合としても 経営課題として経営側に働き掛けるとともに、労働組合ならではのアプローチで独自の取り組みを行うことも求められます。人材のリテンションに向けて労使で取り組むべき課題、さらには組合独自で取り組むべき課題についてお話してきました。本講演では、リテンションのための組織のマネジメントを意味するリテンションマネジメントについて、その特徴、対象、人事課題としての位置づけについてお話した後、特に労働組合で必要とされる点を業界横断的な事例に基づいてお話しました。講演後の懇親会では大企業を中心とする多くの労働組合の役員の方々と交流し、様々な特に若手組合員を中心とする現場の課題についてお聴きすることができました(16:00~17:30 於 ホテルメルパルク東京3階牡丹)。
講演