働く人のエンプロイアビリティ(雇用の可能性)に関する6回目の発表です。リーマンショック以降、何度となく雇用不安状況が繰り返される中、2005年以降、特にヨーロッパでエンプロイアビリティが再び注目されてきました。今回の発表は、コミュニケーション能力や柔軟性など働く人のエンプロイアビリティを高めるスキルが、本当に本人のエンプロイアビリティを向上させるのか、そしてそれが、仕事への満足感やキャリアの見通しにプラスに働くのかどうかを分析しました。
正社員を対象とする質問票調査の結果、スキルが高いだけでなく、現在の組織で評価され雇用が継続される(内的エンプロイアビリティ)という認識が満足感などをより高めることが浮き彫りにされました。
40人前後の方々にお聴きいただき、また何人かの先生方に貴重なご質問およびコメントを頂きました。この場を借りて御礼申し上げます(Sさん撮影有難うございました)。
働く人の雇用やキャリアの問題に関心をお持ちの方は、以下をお読み下さい。
日本労務学会第44回全国大会研究報告論集,pp.124-131
学会発表