講演

「働き方改革を人材定着(リテンション)に結び付けるには」『板紙・段ボール産業労使幹部セミナー』(日本紙加工産業労働組合協議会)

IMG_0055OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA本講演では、働き方改革と、深刻な人手不足状況の中、多くの企業の課題となっている定着(リテンション)、つまり今活躍している社員を辞めさせないということの関係についてお話してきました。働き方改革の目的は労働生産性、つまり働く人一人ひとりの労働の質の向上です。しかし、それだけを追い求めても、量(社員数)が伴わないと、企業の成長、業績向上につながりません。そして、量の確保のためには、①社員の採用と②現在の社員の定着が必要ですが、現代のような、少子高齢化による恒常的な採用難のもとでは、採用した社員に長く勤続して働き続けてもらうというリテンション(定着)が重要となります。すなわち、働き方改革によってもたらされる働きやすさの向上は労働生産性だけでなく、リテンションの向上につながるのです。また、働き方改革とリテンションのための様々な施策は重なることも多く、働き方改革を展開する上で、リテンションのためのマネジメントを参考にし、考慮する必要性は高いのです。このような観点から、わが国企業でのリテンションの現状や、欧米やわが国でそれを促進する要因、リテンションのためのマネジメントとしての具体的な施策についてお話ししてきました。加えて、最近私がインタビューした多様な業種5社の取り組みについて報告しました。その後、関連する企業事例についてビデオを観て頂いた後、ディスカッションを行いました。板紙・段ボール業界は、ネット通販の広がりで、比較的出荷量も多く、景気の良い業界だそうです。ただ、工場での生産は比較的順調なのに比べ、人手不足によるロジスティクスの問題が指摘されました。ここにもリテンションの課題が明確になりました(10:30~12:00:川崎日航ホテル)。

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