国土交通省の研修機関である国土交通大学校で、入省4年目の総合職職員(いわゆる「キャリア」の方々)約130名を対象とした研修に登壇してきました。4年前の登壇以来久しぶりの対面での研修が再開されたとのことです。近年、特に若手国家公務員の方々の早期退職が大きな話題になっています。そうした中、「自分の強みをどのように活かしてキャリアを形成していけばよいのか」という研修目標に役立たせるため、キャリアを形成していくとはどういうことか、そのため何をしたら良いのか、特に困難な状況に自分で対処するとしたらどうしたら良いのか、自分から上司や会社には何ができるのか。「打たれ強いキャリア」、「キャリアの強靭性」を高めるにはどうしたらよいか等についてお話ししてきました。キャリアにおける「逆境」をテーマにしたグループディスカッションでは、上司の方からのパワハラ的な厳しい指導や大学(院)時代の専門を活かした仕事ができないこと等、国家公務員の方々の生々しい仕事の実態を背景とした様々な意見が聞かれました(13:15~14:45 於 国土交通大学校研修棟(小平市))。
講演