「働き方改革のもう一つの道」というテーマで、小雪のちらつく福岡で、九州に本社を構える企業の人事部門の管理職の方々に講演してきました。現在の働き方改革では、労働時間短縮など仕事の外形的、形式的側面の改善によって、働きやすさを高めることに主眼が置かれています。しかし、それだけでは(例えば労働時間が短くなっただけでは)、労働生産性を高めることは難しいと考えます。生産性向上のためには、仕事の中身ややり方、つまり、仕事の内容的側面として「働きがい」の向上が大事なのです。講演では、働きがいを従業員エンゲージメント(仕事への熱意度)と仕事における停滞からの脱却という二つの側面からとらえるとともに、働きがいを向上させるための、社内人材公募制度、長期休暇(サバティカル)や副業の解禁等の組織の施策について論じました。講演後の懇親会や二次会でも多くの企業の方々から組織現場での働き方改革への取り組み等についてお聞きすることができ、大変勉強になりました(14:10~16:00 於 ANAクラウンズホテル福岡会議室ロータス)。
講演